【EDH】極楽鳥は強いのか?
2011年2月27日 TCG全般(強いだろjk・・・)
。。。って言葉がつい出そうになったけれどww
でもちょうどいい機会だしちょっと真面目に考察してみよう!!
『そんなんデッキによるだろ!!』
という意見はもっともかとは思うんですが、
じゃあ果たしてどんなデッキなら強いのか??
結局のところ極楽鳥は1マナの『好きな色1マナ出せる鳥』それ以上でもそれ以下でもない。
つまりポイントは
という3点かなと思う。
①『好きな色』である事を活かせるか
当然のことながら多色であればあるほどデッキの色拘束は大きくなっていくし、ハイランダーという性質上デッキの安定性は失われていく。デッキ99枚のうちランドが33枚としても初手にあるのはせいぜい2枚~3枚。フェッチやデュアルランドを限界まで積んでいたとしても、それらで全ての色を出せるわけではない。そんなEDHにおいて緑マナさえあれば確実に次のターンに2色以上が確定することの利点は言うまでもないであろう。現状として1マナ以下で無条件で好きな色1マナが毎ターン出せる完全上位互換のカードが他に無い以上、極楽鳥の現在の位置は不動かと思われる。5色デッキはもちろん、個人的には緑を含む3~5色のデッキの1マナのマナ加速兼、デッキの安定性要因としては採用に値すると考えている。
そもそも何と比べて強い(弱い)のか?
いくつか例を挙げて考えてみると、
『好きな色』でなくてもいいならほぼ上位互換となるようなカードはいくつかある。カードタイプの違いについては次の項で述べるので現時点では触れないが、無色マナなら《Mana Crypt》《Sol Ring》《魔力の櫃/Mana Vault》などの優秀なマナアーティファクトがあるし、これらは
などと組み合わせると無色無限マナとなるような無限マナのパーツともなる。
また、極楽鳥はキャストしたターンには通常マナを出せないため、より高速な環境なら《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》《金属モックス/Chrome Mox》《オパールのモックス/Mox Opal》や《水蓮の花びら/Lotus Petal》の方が優先されるかもしれない。
環境が青の濃い環境であったなら
が上位互換となることもあるだろうし、
のようなカードの方が(色は限定されるが)一度に複数マナ(最大5マナ)出せるのでより優秀な働きをするかもしれない。要するにデッキ次第である。
ただ、もう一度言おう。『極楽鳥の完全上位互換は無い。』
②『クリーチャー』である事を活かせるか
【リスクヘッジ】
EDHのマナ基盤は大きく分けて3つある。
・土地
・アーティファクト
・クリーチャー
の3つである。
マナ加速がいかに重要かということについては説明不要かと思われるが、これらのマナ加速はそれぞれメリットデメリットを併せ持っているため、デッキを安定させたいのであればこれらのうち2種類以上を採用するのが好ましい。
ランドのみ⇒
《冬の宝珠/Winter Orb》
《ハルマゲドン/Armageddon》
《戦の惨害/Ravages of War》
《塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker》
《Mana Vortex》
《基本に帰れ/Back to Basics》
《水位の上昇/Rising Waters》
《血染めの月/Blood Moon》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
アーティファクトのみ⇒
《無のロッド/Null Rod》
《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
《魔力流出/Energy Flux》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
クリーチャーのみ⇒
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》
《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
《神の怒り/Wrath of God》
《審判の日/Day of Judgment》
《滅び/Damnation》
これらのように強力にメタられたカードが存在する以上、これらを避けるためにもリスクの分散は必要不可欠な問題であり、大変重要な問題である。《Mana Vortex》を出されたからといって台パンしてる場合ではないのである。
個人的な感覚としては除去のされやすさとしてはピン除去or全体除去も考慮して
アーティファクト>クリーチャー>ランド
みたいな感覚があるけれど、環境に応じて変わってくるのでこればかりはなんとも言えない。大事なのはどれか一つに頼らず、リスクを分散させることである。
【クリーチャーである事によるシナジー】
デッキビルダーとしてはこの点を最も重要視したい。
デッキを構築する際には様々なシナジーを考慮してカードを選択していくわけで、それがデッキ構築の醍醐味でもあると思う。多くのプレーヤーの方々が様々なシナジーを考慮して今日もEDHのデッキを改造していることと思われるが、自分もその一人である。これらの点については個人やデッキによって考えが分かれるところなので、人によっては装備を付けて極楽鳥が殴ってくるかもしれないし、時には極楽鳥が身を挺してウリルや伍堂から身を守ってくれる盾となってくれるかもしれない。今回は自分のデッキ(アングリーハーミット)において極楽鳥がどのようなシナジーをもたらしているのかについて考えてみよう。
《戦慄の復活/Dread Return》
ご存知の通り、この呪文はフラッシュバックコストとしてクリーチャーを3体生贄にする必要がある。通常は《隠遁ドルイド/Hermit Druid》《ナルコメーバ/Narcomoeba》《恐血鬼/Bloodghast》の3体を生贄にすることが多いが、そうそう都合良く毎回上陸して《恐血鬼/Bloodghast》が出てくるとも限らない。しかし極楽鳥がいることによってこの条件を確実に満たすことが出来る。
1T 《極楽鳥/Birds of Paradise》
2T アップキープにチューター、《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
3T 《隠遁ドルイド/Hermit Druid》起動以下略
という具合である。
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
ミラディンブロックの最強(最凶?)カードの〆。時には2ドローのために自ら犠牲になってくれる。
《適者生存/Survival of the Fittest》
レガシーにおいても紆余曲折あり最終的に禁止となったこのカードだが、時にはクリーチャーカードをサーチするための糧となってくれる。ただむしろそんな使い方よりも複数マナの緑マナを用意するためのマナ加速として使った方が強い場合が多い。
だいたいそんなところだろうか。
③『キャスト1マナ』である事を活かせるか
果たして極楽鳥に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を打つだろうか?
テンポが重視される2人対戦と違い、多人数戦であるEDHにおいて使った者と使われた者のみがアドを失うピン除去をただのマナクリに使うぐらいだったら、後から出てきたやっかいなシステムクリーチャーのために温存しておこうというのが通常多くのプレイヤーの人達が考えることであろう。マナアーティファクトをピン除去で対処することはあっても、マナクリをピン除去で対処するのは極めて稀なケースである。
となると、これらのマナクリを失いアドを失うとすればクリーチャーの全体除去が飛んできたときである。となるとこれらの全体除去が飛んで来るのは何ターン目であろうか?《神の怒り/Wrath of God》《審判の日/Day of Judgment》《滅び/Damnation》などはいずれもダブルシンボルの4マナである。もちろん1ターン目に打つことも理論上不可能なわけではないが、複数体クリーチャーが並んでいる状態を想定すると3~4ターン目ぐらいってトコだろうか。
よく言うジェネラルランキング的なものの、デッキの強さというのは基本ターンの早さの影響が大きい。
ガチEDH :1~4ターン
普通のEDH :5~6ターン
カジュアルEDH :それ以上
だいたいどれくらいの速さで勝負を決めれるかによって分かれているとすればこんな感じだろうか。
つまり、3~4ターン以内に決着をつけるタイプのデッキにおいてはほぼ破壊されることが無いことと変わらないのである。逆に5~6ターン以上かかるようなデッキの場合は全体除去を考慮した構築をする必要が出てくるため、必ずしも入るとは言い切れないかもしれない。つまり『より速い環境ほど極楽鳥の相対的な強さは上がっていく』わけである。
これらのことをまとめると
これらの条件を満たすデッキにおいて極楽鳥は強いと私は考える。
。。。って言葉がつい出そうになったけれどww
でもちょうどいい機会だしちょっと真面目に考察してみよう!!
『そんなんデッキによるだろ!!』
という意見はもっともかとは思うんですが、
じゃあ果たしてどんなデッキなら強いのか??
結局のところ極楽鳥は1マナの『好きな色1マナ出せる鳥』それ以上でもそれ以下でもない。
つまりポイントは
①『好きな色』である事を活かせるか
②『クリーチャー』である事を活かせるか
③『キャスト1マナ』である事を活かせるか
という3点かなと思う。
①『好きな色』である事を活かせるか
当然のことながら多色であればあるほどデッキの色拘束は大きくなっていくし、ハイランダーという性質上デッキの安定性は失われていく。デッキ99枚のうちランドが33枚としても初手にあるのはせいぜい2枚~3枚。フェッチやデュアルランドを限界まで積んでいたとしても、それらで全ての色を出せるわけではない。そんなEDHにおいて緑マナさえあれば確実に次のターンに2色以上が確定することの利点は言うまでもないであろう。現状として1マナ以下で無条件で好きな色1マナが毎ターン出せる完全上位互換のカードが他に無い以上、極楽鳥の現在の位置は不動かと思われる。5色デッキはもちろん、個人的には緑を含む3~5色のデッキの1マナのマナ加速兼、デッキの安定性要因としては採用に値すると考えている。
そもそも何と比べて強い(弱い)のか?
いくつか例を挙げて考えてみると、
『好きな色』でなくてもいいならほぼ上位互換となるようなカードはいくつかある。カードタイプの違いについては次の項で述べるので現時点では触れないが、無色マナなら《Mana Crypt》《Sol Ring》《魔力の櫃/Mana Vault》などの優秀なマナアーティファクトがあるし、これらは
Tidespout Tyrant / 潮吹きの暴君 (5)(青)(青)(青)
クリーチャー — ジン(Djinn)
飛行
あなたが呪文を唱えるたび、パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
5/5
などと組み合わせると無色無限マナとなるような無限マナのパーツともなる。
また、極楽鳥はキャストしたターンには通常マナを出せないため、より高速な環境なら《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》《金属モックス/Chrome Mox》《オパールのモックス/Mox Opal》や《水蓮の花びら/Lotus Petal》の方が優先されるかもしれない。
環境が青の濃い環境であったなら
Carpet of Flowers / 花の絨毯 (緑)
エンチャント
あなたの各メイン・フェイズの開始時に、このターンにこの能力によってあなたのマナ・プールにマナが加えられていない場合、対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナを最大X点加えてもよい。Xは、そのプレイヤーがコントロールする島(Island)の数である。
が上位互換となることもあるだろうし、
Bloom Tender / 花を手入れする者 (1)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) ドルイド(Druid)
(T):あなたがコントロールするパーマネントの色1色につき、あなたのマナ・プールにその色のマナ1点を加える。
1/1
のようなカードの方が(色は限定されるが)一度に複数マナ(最大5マナ)出せるのでより優秀な働きをするかもしれない。要するにデッキ次第である。
ただ、もう一度言おう。『極楽鳥の完全上位互換は無い。』
②『クリーチャー』である事を活かせるか
【リスクヘッジ】
EDHのマナ基盤は大きく分けて3つある。
・土地
・アーティファクト
・クリーチャー
の3つである。
マナ加速がいかに重要かということについては説明不要かと思われるが、これらのマナ加速はそれぞれメリットデメリットを併せ持っているため、デッキを安定させたいのであればこれらのうち2種類以上を採用するのが好ましい。
ランドのみ⇒
《冬の宝珠/Winter Orb》
《ハルマゲドン/Armageddon》
《戦の惨害/Ravages of War》
《塵を飲み込むもの、放粉痢/Hokori, Dust Drinker》
《Mana Vortex》
《基本に帰れ/Back to Basics》
《水位の上昇/Rising Waters》
《血染めの月/Blood Moon》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
アーティファクトのみ⇒
《無のロッド/Null Rod》
《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage》
《魔力流出/Energy Flux》
《無垢への回帰/Seeds of Innocence》
《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
クリーチャーのみ⇒
《The Tabernacle at Pendrell Vale》
《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》
《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence》
《神の怒り/Wrath of God》
《審判の日/Day of Judgment》
《滅び/Damnation》
これらのように強力にメタられたカードが存在する以上、これらを避けるためにもリスクの分散は必要不可欠な問題であり、大変重要な問題である。《Mana Vortex》を出されたからといって台パンしてる場合ではないのである。
個人的な感覚としては除去のされやすさとしてはピン除去or全体除去も考慮して
アーティファクト>クリーチャー>ランド
みたいな感覚があるけれど、環境に応じて変わってくるのでこればかりはなんとも言えない。大事なのはどれか一つに頼らず、リスクを分散させることである。
【クリーチャーである事によるシナジー】
デッキビルダーとしてはこの点を最も重要視したい。
デッキを構築する際には様々なシナジーを考慮してカードを選択していくわけで、それがデッキ構築の醍醐味でもあると思う。多くのプレーヤーの方々が様々なシナジーを考慮して今日もEDHのデッキを改造していることと思われるが、自分もその一人である。これらの点については個人やデッキによって考えが分かれるところなので、人によっては装備を付けて極楽鳥が殴ってくるかもしれないし、時には極楽鳥が身を挺してウリルや伍堂から身を守ってくれる盾となってくれるかもしれない。今回は自分のデッキ(アングリーハーミット)において極楽鳥がどのようなシナジーをもたらしているのかについて考えてみよう。
《戦慄の復活/Dread Return》
ご存知の通り、この呪文はフラッシュバックコストとしてクリーチャーを3体生贄にする必要がある。通常は《隠遁ドルイド/Hermit Druid》《ナルコメーバ/Narcomoeba》《恐血鬼/Bloodghast》の3体を生贄にすることが多いが、そうそう都合良く毎回上陸して《恐血鬼/Bloodghast》が出てくるとも限らない。しかし極楽鳥がいることによってこの条件を確実に満たすことが出来る。
1T 《極楽鳥/Birds of Paradise》
2T アップキープにチューター、《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
3T 《隠遁ドルイド/Hermit Druid》起動以下略
という具合である。
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
ミラディンブロックの最強(最凶?)カードの〆。時には2ドローのために自ら犠牲になってくれる。
《適者生存/Survival of the Fittest》
レガシーにおいても紆余曲折あり最終的に禁止となったこのカードだが、時にはクリーチャーカードをサーチするための糧となってくれる。ただむしろそんな使い方よりも複数マナの緑マナを用意するためのマナ加速として使った方が強い場合が多い。
だいたいそんなところだろうか。
③『キャスト1マナ』である事を活かせるか
果たして極楽鳥に《剣を鍬に/Swords to Plowshares》を打つだろうか?
テンポが重視される2人対戦と違い、多人数戦であるEDHにおいて使った者と使われた者のみがアドを失うピン除去をただのマナクリに使うぐらいだったら、後から出てきたやっかいなシステムクリーチャーのために温存しておこうというのが通常多くのプレイヤーの人達が考えることであろう。マナアーティファクトをピン除去で対処することはあっても、マナクリをピン除去で対処するのは極めて稀なケースである。
となると、これらのマナクリを失いアドを失うとすればクリーチャーの全体除去が飛んできたときである。となるとこれらの全体除去が飛んで来るのは何ターン目であろうか?《神の怒り/Wrath of God》《審判の日/Day of Judgment》《滅び/Damnation》などはいずれもダブルシンボルの4マナである。もちろん1ターン目に打つことも理論上不可能なわけではないが、複数体クリーチャーが並んでいる状態を想定すると3~4ターン目ぐらいってトコだろうか。
よく言うジェネラルランキング的なものの、デッキの強さというのは基本ターンの早さの影響が大きい。
ガチEDH :1~4ターン
普通のEDH :5~6ターン
カジュアルEDH :それ以上
だいたいどれくらいの速さで勝負を決めれるかによって分かれているとすればこんな感じだろうか。
つまり、3~4ターン以内に決着をつけるタイプのデッキにおいてはほぼ破壊されることが無いことと変わらないのである。逆に5~6ターン以上かかるようなデッキの場合は全体除去を考慮した構築をする必要が出てくるため、必ずしも入るとは言い切れないかもしれない。つまり『より速い環境ほど極楽鳥の相対的な強さは上がっていく』わけである。
これらのことをまとめると
①緑を含む3~5色のデッキである
②クリーチャーである事によるシナジーを活かせる
③3~4ターン以内に決着をつける構成である
これらの条件を満たすデッキにおいて極楽鳥は強いと私は考える。
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